デモトレードでは勝てるのに本番では勝てない理由

デモトレードとは?

デモトレードとは、架空の口座を使って、本番とほぼ同じ環境で売買の練習ができる取引のことを言います。

デモトレードはバーチャルトレードとも呼ばれます。

本番前にFXの練習が可能で、とりあえず相場に触れてみたいFX初心者の方にはおすすめです。

FXには興味あるけど、ちゃんと利益が出せるか不安という方、まずは、仮想の資金での取引が体験できるデモ口座を利用してみましょう。

最初からリアルトレードで、勝つのは極めて難しいことです。ですが、ツールの使い勝手がわからない、トレードルールがないので、当然のことと言えます。

PCはもちろんスマートフォンからも、取引のシミュレーションが行えます。

デモトレードをするには、多くのFX会社・証券会社が提供しているデモ口座のサービスを利用することで実践できます。

デモトレードのメリット

実際に入金しなくて良いこと、口座開設前でも簡単な手続きで開始することができます。

その他にも、架空の資金を用いた取引なので、

  • 手数料がかからない
  • どれだけ負けても、資金を失うことがない
  • 注文方法や様々な手法を失敗を恐れず、いろいろ試すことができる

といったメリットがあります。

ノーリスクでFXトレードを体験することができます。

デモトレードのデメリット

デモトレードは便利に使える反面、デメリットもあります。

  • 実際の利益は発生しない
  • お金を出している訳ではないので緊張感がない
  • 実際に「損をする」という感覚は体験できない
  • FXは簡単だと勘違いしてしまう
  • 思ったほどスキルや技術は上達しない
  • リアルトレードと同じツールを使えない場合もある

デモトレード用の口座開設は簡単

デモトレードを行うためには、開設したいFX会社のホームページから申し込む必要がありますが、面倒な手続きもなくすぐに始められます

FXでの本物の口座開設は、20歳以上・100万円の資産を持っているなど条件があるだけでなく、本人確認書類などの提出義務があります。

それがメールアドレスとニックネームの登録だけでデモ口座は開設可能なので、誰でも簡単・気軽に試すことができます。

なお、ほとんどのFX会社では、デモトレードは期間限定で1~3ヶ月程度の使用期限というのが定められています。期限を過ぎたらまた登録できるようになっている会社もあります。

デモトレードとリアルトレードの違い

最初に断っておきますが、デモトレードで勝てるようになったからと言ってリアルトレードで必ず勝てるようになるとは限りません

デモトレードは本番のリアルトレードと比べて

  • 感情をコントロールする練習まではできない
  • 短期的な為替変動しか体験できない

といった限界があります。

デモトレードでは利益を出せたのに、本番では利益を出せないというのはよくある話です。デモトレードでうまくいっても、その成功を過信してはいけません。

デモなら勝てる理由は、主に次の3つです。

  1. 難しく考えなくても良い。
  2. 躊躇なく損切りできる。
  3. 大きなロット数でエントリーできる。

架空のお金を使ったトレードは、現実のトレードとは似て非なるものです。本番で勝てなくなるというのは、本番での取引は精神的負担(プレッシャー)が全く違うということです。

マイナスが出ようが大損しようが自分の懐は痛まないわけですから、ある意味、他人事として見ることが出来ます。この心境がリアルでトレードをする場合とは、かなり違います。

本番で勝てなくなる理由

デモトレードとリアルトレードでの最大の違いはトレーダーの心理状態、メンタルの部分です。

儲けたいという気持ち、人間の欲や恐怖といったメンタル的な要素が、あなたのトレードを狂わせます。デモトレードでは損をして腹が立ったり、次の売買に恐怖を感じるなどの感情までは生まれません。

デモではうまくいっていたとしても、本番ではポジションを多く持ってしまい、決済タイミングを失う「ポジポジ病」を発症する場合もあります。

トレードするときにかかるストレスが全然違います。

デモトレードは失敗したら、簡単にリセットできます。
ですが、実際のトレードではやり直しなどできません。

この差は思っているより、はるかに大きいものです。

いくらデモトレードと同じように取引しているつもりでも、現実にはそうならないのが原因です。

なので、「デモトレードで勝てたから本番でも勝てる」と考えるのは、絶対やめましょう。そんなに甘くはありません。

デモなら損切りが躊躇なくできる

デモトレードでは損がいくら出ても自分の懐には影響がないので、感情に左右されずに取引できます。

損切りすべきタイミングも、デモトレードでは躊躇なく損切りできます。

しかし、自分のお金を使う本番では、損切りのタイミングを逃して、大きな損失を抱えてしまう人が結構います。

というのも、リアルトレードであれば損はしたくないので、「買値まで戻るのをすこし待ちたい」とか、「負けた分をすぐに取り戻したい」といった感情が生まれてくるからです。

メンタルが反映されないデモトレードでは損切りを躊躇なく行えても、リアルトレードでは損切りを躊躇してしまい、デモと同じようにできないことが多いというわけです。

ロット数を上げても抵抗がない

また、ロット数を上げても抵抗がないのがデモトレードです。デモ口座であれば、ハイレバレッジ取引も安心してできます。

一般的に、投入資金が大きくなるとメンタルコントロールが難しくなりますが、デモトレードなら、金額が大きくても全く気になりません。一度に1,000万円のポジションを持つことも躊躇なく出来ます。

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析のやり方はいつも同じですが、ハイレバレッジと低レバレッジでは利確の幅損切りラインの設定は大きく違ってきます。

どこまで本番と同じような心理状態でできるのかは、トレードする人次第ですが、普段なかなかできないことをデモトレードでは体験してみることができます。

実際に自分のお金を使ってトレードをして、目の前で大きな含み損が発生すれば「夜も眠れない」「損切りができない」といったことが起こりえます。また、含み益を早く確定させたいと思って売買ルールよりも早く利益を確定させてしまうこともあります。

なので、本番はデモとは異なる心理状態になることは事実であり、どんなに注意していても、どうしても取引に甘さが出てしまうのがデモトレードです。

システム上の違い

デモトレードはあくまで取引を疑似体験できるシステム(仕組み)だということを忘れてはいけません。

デモ口座でのトレードは、インターバンク市場に実際に注文を流しているわけではありません。そのためスリッページや約定拒否が起こる確率は低いです。

ですが、実際の取引では取引が活発な時間帯にスプレッドが開き、約定速度が異なるのでスリッページも発生します。

このスプレッドの開き具合やスリッページの頻度は業者によって異なるので、実際に取引をして確認する以外に方法はありません。

FX会社によっては、デモトレードで使える機能に制限がある会社もありますが、機能以外にも「デモトレードでの取引は本番と全く同じ状況での取引ではないことがある」ということに注意してください。

デモトレードも使い方しだい

だからと言って、デモトレードを完全に否定しているわけではありません。

練習もせずに、いきなり本番で勝てるとは思えません。

  1. トレード練習
  2. 取引ツールを使う練習
  3. トレード手法の検証

操作の仕方をしっかり覚えるためにもデモトレードというのは絶対必要です。

FXは勉強すれば勝てるようになれる投資と言われますが、勉強の仕方も重要です。

知識をインプットするだけでなく、アウトプットが大事です。

具体的には、

  • 為替相場の動き方を学ぶ
  • トレードスタイルの確立
  • 損切りのスキルを身に付ける
  • レバレッジの効果を利用
  • 取引ツールの使い方に慣れる

実践形式の練習で学んだ知識や技術は、確実にリアルトレードで活かすことが出来ます。

FXの勉強は実践しないと、時間の無駄です。リアルトレードで負けないためにも、デモトレードでの体験は必要です。

FX会社の違いや自分との相性を確認するためには、複数のFX会社でデモ口座を開設し、デモトレードしてみてください。スマホで取引したい方は、スマホアプリやツールも要チェックです。

勝てるトレードルールを作ること

デモトレードの目的はいろいろありますが、勝てるトレードルールを作ることが重要です。

そのための検証改善を繰り返し、勝率を上げるためにいろいろ試行錯誤してみます。

そうすれば、どのトレード手法が自分の目的やライフスタイルに合っているか、きちんと把握できるようにもなります。

デモトレードで自分なりの負けない手法を確立することができれば、“強力な武器”を手にリアルトレードへ移行できます。

移行したら、あとはデモトレードで成功に導くルールや取引手法を、リアルトレードでも忠実に再現することを徹底してみてください。

ただし、注意しなければいけないのはデモトレードをやっていたときと、リアルトレードをやっているときで、マーケットの状況が変わる可能性もあります。

また、リアル口座は、デモ口座よりも約定力が低く、レートに差が生じることが多いです。※約定力とは、「価格が提示されている通りに注文が確定される」割合のことを言います。

そのためせっかくルールを作った、デモトレードでは勝てる手法であっても、リアルでは勝てないという状況も場合によっては起こり得ますので、この点は理解しておいてください。

リスクゼロでできる「デモトレード」

「デモトレード」はお金をかけずに本番とほぼ同じ取引を体験でき、本番前に何度でも練習できます。

ですが、デモなので「痛み」を感じないばかりか、「負けたくない」「損したくない」という緊張状態を感じることもありません。 

デモトレードだと負けても損をすることがないため余裕がありますが、いざ本番のリアルトレードとなると焦って、良いトレードができなくなってしまう人は少なくありません。

なので「デモトレード」は、できる限り本番に近い環境でトレードすべきです。

よりリアルに近づける方法としては、使う金額を実際にリアルトレードで運用する予定の金額に合わせるのがおすすめです。そして、トレードルールを「必ず守る」ということが大切、守りきるメンタルが大事です。

練習で出来ないことは本番でやろうとしても、絶対できるわけありません。

FX初心者がデモトレードで必ずやるべきコト

初心者が最低限押さえるべきコトとは、

  • 取引ツールを理解する。(使いやすいFX会社を選ぶ)
  • トレード手法を使いこなす。(通貨ペア・注文方法)
  • チャート分析をできるようになる。
  • 自分なりのルールを作る。
  • トータルで勝てるようになる。

これらのすべてが出来るようになるまでデモトレードをひたすら行いましょう。

デモトレードで証拠金を、2倍に増やせたら本番に移っても良い時期かと思います。

1000通貨のリアルトレード(練習)をする方が良い

FX会社で用意されているデモトレードは、FX取引の練習をするには最適です。ただし、デモトレードはあくまで練習であり、実際の資金を運用するリアルトレードとは異なります。

FXに限らず投資全般にいえることですが、バーチャルで売買するのと身銭を切って売買するのとでは、 心構えからして全然違います。

デモトレードとリアルトレードの大きな違いは「プレッシャーの重さ」です。メンタルはリアルトレードで鍛えるしか他に方法はありません。

“欲”が絡んだ感情を上手くコントロールできることを含めて『トレード技術』といえます。

なので、始めからリアルトレードでやった方が良いという人もいます。

もちろん実践する場合は必ず少額で取引数量を小さくすることが大前提となります。今は最小取引単位が1000通貨単位のFX会社も多くあり、少額なら失敗してもダメージは軽くて済みます。

リアルの方が緊張感があるので、トレードに対して真剣になれます。
そうして、実戦経験を積んだ方が成長スピードも格段に早いです。

デモトレードは、FX会社の画面のデザインやツールの使い方を確認したり、注文の出し方を覚えたりする程度です。

トレードルールさえ確立できていれば、なるべく早い時期からリアルトレードを開始した方が良いと思います。

FXの経験値を高めるには、少額投資からはじめるのが一番手っ取り早く、しっかりと身に付きます。