
FXは副業にできる?
昨今、副業を考えるサラリーマン、特に20代、30代の若者が増えてきているようです。
彼らの間には、副業のひとつとしてFXに興味を持ち始めている人もいるようです。
時間が限られているサラリーマンにとって、副業FXは有効な資産形成、資産運用となり得ます。
FXの為替相場は平日週5日、24時間つねに動いています。だから好きな時間に自宅ででき、
しかも、少ない資金で大きなリターンを狙えるチャンスがある、というのが「FX」なのです。
本人の性格など、FXのような投資は向き不向きがありますが、
うまくいけば、効率的に副収入を得ることができる手段としては注目のネットビジネスです。
貯蓄額が少なく、将来の年金も期待できない状況で
- 小遣いが減った
- 家庭としての年収が伸び悩んでいる
- バイトとの掛け持ちは、長くは続かない
となれば、サラリーマンとしての収入だけでは不安に感じる人がでてくるのも当然のことかもしれません。
FX初心者が副業で収入を得るコツ(やり方)
時間の融通が利く一方で、FXは始めれば誰でも稼げるというものではありません。
「FXって本当に稼げるの?」
「難しそうだけれど、素人でも副業にできるの?」
すべての投資に言えることですが、FXも元本は保証されていません。
ただ口座開設するFX会社選びをはじめ基本的な事項をきちんと押さえて、低リスクなやり方をしていけば、大きな損失を出すことは避けられ、自分のペースで安心して副業にすることは可能です。
あくまでも本人次第、実力次第です。
【副業としてFXを成功させる3つの秘訣】
- 取引時間や曜日をきちんと決める
・FXは、一攫千金を狙うようなギャンブルではない - 資金を決めて、勝ちも負けも管理する
・メンタルは最重要!少額からはじめる
・資金管理をきちんとする
(証拠金、ロスカット、元の資金からどれくらい減っても大丈夫かを考える) - 投資スタイルを決めて勉強する
・チャートの基本的な見方、ローソク足と移動平均線、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析といった基本的な知識は、始める前に最低限おさえておく
・毎日のトレードを記録、分析する ⇒次のトレードに活かす
すべての人が簡単に大金を稼げる副業というのではFXはありません。しかし、適切な努力を継続していけば、それは「必ず結果となって返ってくる。期待を裏切らない投資方法」だと思います。
自動売買を利用してみる
FX初心者が副業でFXを始めるには、自動売買が良いと言う人もいます。
※自動売買:取引ルールをプログラミングしたソフトを使うことによって、その取引ルールに基づいて24時間自動で売買してくれるトレード方法。「MT4」を使った自動売買と「ミラートレーダー」を使った自動売買の2種類がある
何の知識や経験ももたない素人が、経験豊富なプロトレーダーを相手に相場で勝負していくために、
資産運用そのものを専用ソフトやプロの専門家に任せるというのはやり方としてはアリです。
その選択ができるかどうかは、利益はともかく、
はたして自分以外がつくった損失を受け入れるだけの覚悟が持てるかどうか、だと思います。
副業禁止は絶対なのか?
これまで、副業を禁止している会社は非常に多いです。
会社の就業規則で副業禁止が謳われていることも少なくありません。
ただし、最近では、政府が後押しする「働き方改革」の一環として、
副業を原則容認する企業が徐々に増え始めています。
法的には、明確に副業が禁止されている職業は「公務員」だけです。
副業を会社にバレないための申請方法
副業が禁止されているという理由から、株やFX、その他の副収入があるのを会社にバレたくないという人は多くいます。
会社員の平均年収は減っていると言われています。正社員として会社で働いていても、育児や住宅ローンなど出費が多く、手取りの収入だけではまかない切れず、困っている人も多いのが現実ではないでしょうか。
そんな中で、副業をして副収入があることが会社にバレてしまう一番の原因は「住民税」にあります。
住民税の支払いを、会社が給料から天引きしてまとめて支払っている場合に、わかってしまうケースが
少なくありません。
これに該当する人は毎年、確定申告を行う際に、
(副収入についての)住民税の支払い方法を特別徴収から普通徴収へ変更しておけば、問題ありません。
個人で住民税の支払いを行っている人は、住民税が原因でバレるのを心配する必要はありません。
FXのスワップポイント狙い
FXには為替差益で稼ぐ以外に、スワップポイント(金利差)で稼ぐ方法があります。
このスワップポイントを狙った資産運用は「外貨預金」と同じような投資法ですが、
FXの場合、毎日金利がつきます。
2国間の通貨に金利差があれば、その金利差を収入として得ることができますが、プラス、マイナス双方のスワップポイントがあります。
スワップポイントに期待する通貨ペアとして、具体的には
- オーストラリアドル円
- ニュージーランドドル円
- トルコリラ円
- 南アフリカランド円
といったものが、よく取り上げられます。
スワップポイント狙いは有効ですが、変動相場制の為替には必ず値動きがあります。
100円で買ったオーストラリアドルが、1年後も100円だったら問題はありません。
スワップポイントで得た利益がそのまま受け取れます。
しかし、100円だったオーストラリアドルが80円に下落してしまったら、どうなるでしょうか。
この場合には為替差損が発生するので、スワップポイントで得た利益と相殺して計算する必要があります。
なお、スワップポイントが高いということは、潜在的な変動リスクが高いとも言えます。
スワップポイント狙いは中長期での運用を前提にポジション保有する人が多いのですが、実はスワップポイントが高い通貨ペアほど、為替相場が変動しやすいので、この点は注意が必要です。
元々、金利が高いのは、弱い通貨だからです。
いくらスワップポイントが得だからといっても、経済情報や為替状況にはつねにアンテナを張り巡らせて、
急な為替の変動には迅速に対応し、何かあればすぐに決済できるようにしておきましょう。
また、レバレッジを使って、スワップと為替差益、ダブルで大きく稼ぐことも可能ですが、
損失がダブルで発生する可能性もありますので、ハイレバレッジで行うのは十分な注意が必要です。
余裕のある資金で、FXを始めることは言うまでもありません。