「ローソク足」
ローソク足
ローソク足(Candlestick)は、株価や他の金融商品の価格の変動を視覚的かつ直感的に表現するためのグラフィカルな手法です。
ローソク足チャートは、日本で生まれ、主に米国で広まりました。
このチャートは、特定の時間枠(例:1日、1時間、15分など)での価格の四つ値(始値、終値、高値、安値)を表現します。
ローソク足チャートは、各時間枠ごとに1つのローソク足で表され、以下のような特徴があります。
本体(Body)
ローソク足の太い部分で、始値と終値を表します。価格が上昇した場合は通常白または緑の色で描かれ、価格が下落した場合は通常黒または赤の色で描かれます。
影(WickまたはShadow)
本体から伸びる細い線で、最高値と最安値を表します。上部の影はローソク足の最高値を、下部の影は最安値を示します。
ローソク足チャートは、個々の足の形状や配置などから市場のトレンドや転換点を分析するのに役立ちます。一般的なパターンとしては、「ハンマー」、「インバートドハンマー」、「ドージ」、「エングルフィング」などがあり、これらは投資家やトレーダーにとって市場の方向性や転換点を示唆するものとされています。
ローソク足は、価格の変動だけでなく、市場心理や参加者の感情も考慮することができるため、テクニカル分析において重要なツールとされています。