「ボリンジャーバンド」
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドは、アメリカの投資家ジョン・ボリンジャー氏が考案したテクニカル指標で、価格の変動幅(ボラティリティ)を表すために標準偏差が使われています。
この指標を使うことで、相場の動きの方向性や価格の予想ができるため、プロのトレーダーにも広く利用されています。
ボリンジャーバンドの主な特徴
◾️過去の一定期間の価格データをもとに、相場の変動性を計測し、価格がどの範囲で動くかを予測します。
◾️中心には移動平均線があり、その上下に「バンド」と呼ばれる線が描かれます。このバンドは標準偏差をもとにしており、データがどれくらい散らばっているか(ばらつき)を表します。
◾️標準偏差が大きくなる(バンドが広がる)と、その方向への強い値動きがあることを示します。
◾️また、価格が「買われすぎ」や「売られすぎ」の状態にあるかを判断するのにも役立ちます。
トレードの際には、バンドの幅が狭くなっている状態から、急に上下に広がる「エクスパンション」のタイミングを狙う手法が有効です。
これにより、新たなトレンドの始まりを見極め、大きな利益を狙える可能性があります。
たとえば、OANDA Japanでは、短期トレードには「期間10と標準偏差±1.9」、長期トレードには「期間50と標準偏差±2.1」の設定を推奨しています。