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トレーディング戦術

今回は今までのコラムの次のステップとして、ローソク足のパターンに基づいて、どのようにエントリーするのかを考えるのかということについて説明していきます。

アグレッシブ・エントリー・オプション

ピンバーが閉じた直後に、エントリーする方法です。
この戦略では転換点の再世から動きを捉えることができます。
ピンバーの確定後に価格が上がってしまいピンバーが否定されてしまうことがしばしばありますので、リスクをとった上でのピンバー戦略となるのでアグレッシブ・エントリーとなります。

最適なタイミングでのエントリー例

上記の図は最適なタイミングでのエントリーをすることができている一例を示しています。

このトレードを行ったのは、次の3つの要件を確認することができたからです。

トレンド

下降トレンドであることがしっかりと見て取れます。

価格帯

上記の図では下落が止まらずにサポートを抜けて、レジスタンスになっています。

シグナル

レジスタンスへのリトレースメントの後、明確な陰ピンバーが形成されています。

これら3つの要件が確認できた場合は、ピンバーのクローズ後にトレードを行い、SLをヒゲの上に置くのが良いでしょう。
利益確定の目標(以降はTPとする)は、下降トレンドであれば次のサポートがTPです。

保守的なエントリーオプション

この戦略では、レンジバーリトレースメントの50%戻し(ピンバー1本形成の50%戻し)でエントリーします。
またリスク・リワード比が5:1以上になることもあり、低リスクにも関わらずハイリターンであることが特徴です。

エントリー方法の一例

上記の図は保守的なエントリー方法の一例です。

このエントリーの魅力がよくわかるかと思います。
このエントリー方法は、リスクを減らし、リターンを増やす。
すなわち、損少利大のトレードに役立つことがわかります。
上記のトレードは、リスクとリターンの比率が5:1以上です。
このようなトレードを毎月1回行えば、十分な収入を得ることができます。

欠点の一例

上記の図は保守的なエントリーを行った場合の欠点を示しています。
相場がピンバーの50%までリトレースメントすることなく、上昇してしまっています。

保守的なトレードはエントリーポイントをタイトに設定するため、チャンスを逃してしまい、悔しい思いをすることもあります。

まとめ

アグレッシブなエントリーオプション・保守的なエントリーオプションの2つを解説してきました。

どちらも素晴らしい機能を持っており、甲乙つける必要はありません。
チャートを見て経験を積めば、アグレッシブにトレードするか、保守的にトレードするか判断できるようになるでしょう。

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