
ローソク足と平均足について
日本で生まれ、世界でも多く利用されているのが「ローソク足」です。海外ではキャンドル・チャートとも呼ばれています。
もとは江戸時代、米の先物取引で本間宗久さんによって開発されたものだそうです。
ローソク足はパターンを読むことで、絶妙な「値動き」と「相場心理」を上手く読むことが可能です。
細かい値動きを判断しやすく、短期的な相場を見る場合にローソク足は有効なのです。しかも、色や足の形によって値動きの強弱を把握することができます。
一方、平均足はコマ足、平均コマ足とも言われます。日本古来のチャート分析法として、細かなノイズを避けながら、視覚的にトレンドを判断しやすいのが特徴となっています。
どちらも実体とヒゲがあり、4本値(始値、高値、安値、終値)を表したもので
形は似ていますが、その性質は大きく異なっています。
引用:FX 実戦チャート術 第5回 平均足・DMI|FX|外為オンライン FX取引 - あなたの為の、外為を。
(https://www.gaitameonline.com/academy_chart05.jsp)
高値と安値は同じですが、平均足の始値と終値は下記の計算によって算出されています。
高値 = 高値(ローソク足)
安値 = 安値(ローソク足)
終値 = {(始値(ローソク足)+高値(ローソク足)+安値(ローソク足)+終値(ローソク足)}÷4
平均足はトレンドを掴むのが得意
平均足は人気の高い指標の一つです。「ローソク足」は価格そのものを見るのに対して、「平均足」はトレンドの方向性を掴まえるのに適しています。
ローソク足と比較して一目で、トレンドの方向がわかるのは大きなメリットです。
そのほかにも、
- トレンドをシンプルに把握できる
- 細かいダマシを防げる
- トレンドの終了や転換が分かりやすい
- 損小利大のトレードが行いやすい
といったメリットが、平均足にはあります。
ただし、細かな値動きやトレンド転換の予兆などについては捉えにくいという弱点をもっています。
通常の「平均足」と「SUPER平均足」との違い
通常の「平均足」と今回新たに紹介するくまひげ流「SUPER平均足」というのが、下記のものです。
SUPER平均足というのは、ボディ(実体)とヒゲの色が異なるローソク足となっており、トレンドの転換時にはローソク足の色が2色変化します。
チャートに表示される平均足の実体とヒゲの色の変化で、トレンド転換や押し目・戻し目の判断がしやすくなるよう、くまひげ先生が開発した特殊な平均足のことを言います。
両者の違いというのは、くまひげ流◆SUPER平均足の公式サイトでも情報公開されています。
くまひげ流・SUPER平均足と通常の平均足は、
- フォーメーション・パターンが読めるか?
- 価格の微妙な変化を読めるか?
- 売買シグナルとして利用できるか?
といった点で、それぞれ違いがあります。
くまひげ流SUPER平均足は“初心者向け”に設計、開発
くまひげ流SUPER平均足は2色のローソク足ということのほかに、平均足によるパターン分析が可能という特徴があげられます。
この点に関しては、くまひげ流「平均足」は酒田五法をモデルに、くまひげ先生独自の方法として
初心者でも十分に使いこなせる平均足を利用してシステム化したもの、ということが言えるかと思います。
すでに知っている方も多いとは思いますが、本間宗久さんによって開発された
日本古来の相場テクニカル分析方法というのが「酒田五法」です。
酒田五法では「包み足」「宵の明星」「明けの明星」などが有名ですが、ローソク足の動きのみで
トレンドの転換を判断して、プライスアクション的なトレード戦略を実行していきます。
トレードに慣れている方であれば、この方法でトレンドの節目を見分けることができるでしょうが、初心者にとって、それはなかなか困難なことです。
そこで初心者向けにローソク足よりトレンドが分かりやすい平均足を使って、ローソク足のように型(フォーメーション・パターン)を利用しながら同じようにトレードできないか、とくまひげ先生が考えて作られたものがSUPER平均足です。(ここは私の勝手な想像です。)
これまで平均足のプライスアクショントレードは精度が低く、正確性に欠けるという声も一部からありますが、その平均足のデメリットを改善しようという試みもされています。
もし本格的にプライスアクションでトレードするのであれば、ローソク足の読み方を第一に勉強するのが、もちろん正道の方法だと思います。ただし、いきなりローソク足から入るのではなく、その前段階として、このくまひげ流SUPER平均足を利用した分析法というのは覚えておいても損はないと思います。
◎実践された方の評価や感想(体験談や喜びの声)など、公式サイトでご確認下さい。