「クロスカレンシー」
クロスカレンシー
「クロスカレンシー」(Cross-Currency)は、外国為替取引(ForexまたはFX取引)や金融市場において、異なる通貨同士の交換を指します。
通常、クロスカレンシーは主要な通貨対(メジャーペア)以外の通貨同士の組み合わせを指します。
主要な通貨対(メジャーペア)には、米ドルを含む通貨が組み合わされるものがあります。
例えば、EUR/USD(ユーロ/米ドル)やUSD/JPY(米ドル/日本円)が主要な通貨対です。
これに対して、クロスカレンシーは主要通貨以外の通貨同士の組み合わせです。
下記はクロスカレンシーの例です。
EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)
ユーロと英ポンドの組み合わせ。
AUD/JPY(豪ドル/日本円)
豪ドルと日本円の組み合わせ。
GBP/CHF(英ポンド/スイスフラン)
英ポンドとスイスフランの組み合わせ。
クロスカレンシーは、投資家やトレーダーが異なる通貨を交換する際の価格動向を観察する際に重要です。
これにより、市場参加者はさまざまな通貨間での相対的な強さや弱さを評価し、投資の意思決定に役立てることができます。
外国為替市場では、主要通貨対とクロスカレンシーの両方が取引され、市場の流動性を向上させています。