「サポートライン(支持線)」
サポートライン(支持線)
FXのサポートライン(支持線)とは
サポートライン(支持線)は、価格が下がり続ける中で「これ以上は下がりにくい」と予測される水準のことです。
チャート上では、過去の相場の下値(最も低かった価格)をいくつか結んだ線として描かれます。
このラインは、価格が下がっていくときに買い手が増えて、下落が止まりやすくなるポイントを示しています。
サポートラインの特徴
◾️サポートラインは、相場が下落しているときに、価格が反転(上昇)した2つ以上のポイントを結んで引かれます。
このため、価格がそのラインまで下がると、「これ以上下がらないかもしれない」と多くのトレーダーが判断し、買い注文が増える傾向があります。
◾️価格がサポートライン付近に近づくと、下げ止まりやすく、そこから再び上昇に転じるパターンが多く見られます。
これを「サポートラインで反転する」と言います。
◾️サポートラインに接触する際は、買い手の力(買い圧力)が強くなり、価格の下落が止まることが多いです。
サポートラインの使用例
サポートラインは、弱気相場(下落基調)のときだけでなく、強気相場(上昇基調)でも見られることがあります。
例えば、価格がジグザグに上昇していくとき、ある時点で価格が一時的に下がることがありますが、その際により高い位置で新たなサポートラインが引かれることがあります。
これにより、上昇相場でもサポートラインが役立つのです。
レジスタンスラインとの違い
サポートラインの逆にあたるのが「レジスタンスライン(抵抗線)」です。
レジスタンスラインは、価格が上昇しているときに上値(最も高い価格)を抑える役割を果たします。
これも、2つ以上の上値ポイントを結んで引かれる線で、価格が上昇する際に、そのラインに近づくと売りが増えて上昇が止まる傾向があります。
まとめ
◾️サポートラインは、価格が下がる中で反転しやすいポイントを示す線で、買い手が増えることで下落が止まることが多いです。
◾️価格がサポートラインに近づくと買い圧力が強まり、価格が反発して上昇することがよくあります。
◾️レジスタンスラインは、逆に価格の上昇を抑える役割を果たし、売り圧力が強まるポイントを示します。
サポートラインとレジスタンスラインは、トレーダーにとって非常に重要な手がかりです。
これらのラインを活用することで、相場の転換点を予測し、効果的な売買タイミングを見極めることが可能になります。