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トレンド相場におけるインサイドバーの取引

下降トレンドの例

上記の図は下降トレンドを示しています。
またインサイドバーの形成により、トレンドに参加する3つの機会が得られることも見て取ることができます。
この方法はマーケットで好まれる方向にトレードするだけであり、ブレイクアウト後に売注文を出すことができます。

ストップロスは母線のローソク足の上に置き、利益目標は次のサポートです。
また別の例も見ていきましょう。

一例

上記の図から、このプライスアクションが継続するパターンであることがわかります。
しかしシグナルをすべて考慮する必要はなく、市場の特定のエリアで形成される重要なパターンを探さなければなりません。
サポートとレジスタンス、フィボナッチリトレースメント・価格水準、移動平均線、ピボットポイントなど、市場の特定のエリアで形成される重要なパターンの組み合わせを探す必要があります。
まずはインサイドバーと組み合わせて、より良い判断を行うために必要なトレーディングツールについて学んでいきましょう。

サポートとレジスタンスを利用したインサイドバーのブレイクアウトの取引方法

テクニカル分析は、サポートラインやレジスタンスラインといった基本的な要素に焦点を当てなければ、非常に煩雑なものとなってしまいます。
これらのラインは、買い手と売り手の間でゲームが行われるかのような、心理的な価格水準を表しています。

その例を挙げてみましょう。
もし売り手が買い手に勝てば、価格はサポートラインをブレイクします。
一部の買い手はサポートラインが破られたことを知り、損失を恐れるようになります。
ブレイクを恐れた買い手のトレーダーは、損失をカバーするために再び売る(新規売りと買いの損切り)でしょう。
これは売り手が市場の主導権を握っていることに気づき、売り方が価格を押し下げるのを助長する動きとなります。
これは絶好の売り場です。

しかし問題は、市場に参入するのに適切な時期はいつか?ということです。

売り手がサポートラインをどう破ったかの例

上記の図は、売り手がサポートラインをどのように破ったかを示しています。
このレベルを突破した後にインサイドバーパターンが形成されているのは、市場の優柔不断さを表しています。
この時点では、サポートラインを本当にブレイクしたかどうかは誰にもわかりません。

サポートラインをブレイクアウトした直後に市場で売ることは、ブレイクアウトがしっかりと確認されていないために少し危険を伴います。
最も安全なエントリーはインサイドバーのブレイクアウト後であることを、しっかりと覚えておきましょう。

次に別の例を確認しましょう。

どのレベルで作用するかの例

上記の図は相場への参加者がこのレベルでどのように作用するかを示しており、その際にレジスタンスがどのように障壁として機能するかを示しています。
そうなはなかなか上がらず。レジスタンスラインは買い手がそれ以上上昇するのを2度も阻んでいます。
しかし3回目の挑戦では、買い手の勢いが強まりレジスタンスを突破しています。

注目すべきはブレイクアウト後に起こったことです。
図をもう一度見てみると明らかにインサイドバーが形成されていることに気づくでしょう。

このプライスアクションパターンの形成は、ブレイクアウトがまだ肯定されていないことを示しています。
インサイドバーの形成は優柔不断や迷いを意味します。
故に注意が必要なのです。
これを見つけた場合は、騙しのブレイクアウトの可能性があることを心に留めておく必要があります。

なお、買い注文を出すのに最適なタイミングはレジスタンスラインを抜けた後ではなく、インサイドバーパターンを抜けた後です。

インサイドバーのプライスアクション・セットアップを取引する際のヒント

①大きな時間枠で取引する

短いタイムフレームでのトレードに反対するわけではありません。
あなたが熟練のトレーダーであったのであれば、5分足のタイムフレームのみを使い。他のテクニカル指標を使用してシグナルを精査し、収益性の高い部分だけを取ることができるかもしれません。
しかし、より大きな時間枠に焦点を当てれば、マーケットに感情的に支配されることなく、トレードをすることができることをこのコラムで学んできたかと思います。
オーバートレードを防ぐためにも、4時間足のような大きな時間軸でこのシグナルを取引することをお勧めします。

②強いトレンド時に取引する

相場の方向性に合わせてインサイドバーの取引はするようにしましょう。
特に強いトレンドが生じている際は、相場の方向性に合わせてインサイドバーの取引をします。
トレンドに逆らって取引することは避け、このパターンをトレンドに合わせてトレードできるようになったと手応えを感じたら、レンジ相場やカウンタートレンドのトレードに移りましょう。

③重要なレベルでのみトレードする

すべてのインサイドバーが有効に働く特定の場所があります。
シグナルが相場の重要なレベルで生じていることを確認してください。

④コンフルエンスの様々な要因を見つける

コンフルエンスを利用した取引とは、各シグナルを組み合わせて最適な取引を行うことです。

このコンセプトを使ってトレードするには、2つ以上のレベルが一緒になっている市場のポイントを探し、明白なシグナルが形成されるのを待つ必要があります。
この取引方法は、自分の取引方法に自信を持たせて、無駄なトレードを避けることができます。

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