「RSI(相対力指数)」
RSI(相対力指数)
RSI(相対力指数)とは
海外FX(外国為替証拠金取引)でよく使われる相対力指数(RSI)は、一定期間の価格変動をもとに、現在の価格が「買われすぎ」なのか「売られすぎ」なのかを判断するためのテクニカル指標です。
RSIは、チャートの下部にグラフとして表示されるのが一般的です。
指数の計算方法
RSI(相対力指数)は、一定期間の価格の上昇と下降の幅を比較した指標です。 期間内で「上昇した分(A)」と「下降した分(B)」の合計に対して、どれくらい上昇したかを示しています。
RSI(%)=(A÷(A+B))×100
この式では、Aが上昇した幅の合計、Bが下降した幅の合計です。結果が高いほど上昇が多く、低いほど下降が多いことを表します。
数値の範囲 0%~100%
【買われすぎの目安】 70%以上
【売られすぎの目安】 30%以下
RSIは、アメリカの投資家J. Welles Wilder Jr.が1978年に発表した『New Concepts in Technical Trading Systems』という本で初めて紹介されました。
この指標には、ワイルダー氏が使った「指数移動平均線」に基づくものと、カトラー氏が提案した「単純移動平均線」に基づくものの2つのバージョンがあります。
計算方法は異なりますが、どちらも「買われすぎ」や「売られすぎ」を示す点では同じ目的で使用されます。