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「エンゴルフィンバー」ローソク足のパターンを徹底解明!

ローソク足を組み合わせてできるパターンを覚えておくことは、非常に収益性の高いトレードのセットアップとなります。
ローソク足は、日本語の五十音順と同じような進行でチャートが描かれ、金融市場における一種の言語とも言えます。
このローソク足のパターンを理解することで、市場が何を示唆しているのかを把握し、適切なタイミングで的確な判断を下すことが可能になります。
これにより、高い利益を獲得したり、損失を最小限に抑えることができる可能性が大いに向上します。

ローソク足のパターンにおける構造の理解と、それが意味する市場心理について詳しく説明します。

弱気のエンゴルフィンバー

エンゴルフィンバー(Engulfing bar)とは、「包み足」を指し、ローソク足の実体がその直前のローソク足の始値よりも上部で始まり、完全にその実体を覆い尽くす形状を形成するパターンです。
このパターンは2つのローソク足で構成されており、最初の実体が次に形成された実体よりも小さいという特徴があります。

下降の包み線

こちらの図は、市場が弱気であることを示すエンゴルフィンバーの事例です。
この弱気のエンゴルフィンバーでは、売り手が市場を支配していることを示唆しています。

以下の図に示すように、上昇トレンドが終わる際にこのパターンが現れると、買い手が売り手に圧倒されてトレンドが反転することを示唆しています。

エンゴルフィンバーで見るトレンドの例

ただし、弱気のローソク足パターンだけを頼りにしてトレードを行うことはできませんので、ご留意ください。
ここでは単に、ローソク足のパターンを理解することで、「市場の状況を把握する力を身につけること」が目標です。

強気のエンゴルフィンバー

強気のエンゴルフィンバーも、弱気と同じく2つのローソク足から成り立っています。
最初に形成されるローソク足は小さな実体を有し、その次に形成されるローソク足は最初の小さな実体を包み込むような形をとります。

強気のエンゴルフィンバーの例

強気のエンゴルフィンバーの場合、それは買い手が市場を牽引していることを示しています。
上昇トレンドの中で強気のエンゴルフィンバーが形成されると、これはトレンドが継続する合図であり、逆に上昇トレンドの終わりに強気のエンゴルフィンバーが現れた場合には、キャピチュレーション・ボトム(出来高を伴うトレンドの大底)を指し示し、より強力な反転が期待されます。

上昇の包み線の例

上述のチャートでは、強気のエンゴルフィンバーが形成された後、市場がどのように方向転換するかが示されています。
特に、赤い枠内で表される最初の小さな実体が売りの圧力を示しており、次に形成されたローソク足がこれを包み込んでいます。
ここで注目すべきなのは、「実体ではなく、ヒゲを含むローソク足で包み込む」という点です。

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